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心を亡くす

  • 執筆者の写真: 麻絵 横山
    麻絵 横山
  • 2015年10月10日
  • 読了時間: 2分

「忙しい」という字はりっしんべん(心)を亡くすと書きます。

そう聞いたのはずいぶん前のこと。

私が社会人になりたての頃だったでしょうか。

それから約十年。

どこの職場に行っても、

空回りしながら、

がんばりすぎて、

身体を壊したり…。

でも、人として、社会人として大事なものを学んだり、

大切な人たちと出会ったりしてきました。

「一生懸命頑張ることはいいことだ」

と思っていました。

ある時、

身の回りで「ガン」と宣告される方が何名か現れました。

一人は子供のころ遊んでくれた大好きなおばさん。

一人は大好きな患者さんのご家族で、家族のように良くしてくださった方。

一人は恩人とも呼べるようなとてもお世話になった方。

サインはあったのに、気づけなかった。

忙しさにかまけて、

本当に大事な人、大好きな人たちよりも、

苦手な人に嫌われないこと、

嫌いな人にバカにされないために仕事をすること、

甘えや惰性の関係。

を優先していた自分に気が付きました。

開業すると決めたとき、

これからは、自分のペースで仕事をしていく。

忙しくするも、暇になるも自分次第。

その時に大事にすることは、

「身近な人を大事にできる心の余裕」

そう決めたはずなのに、

昨日我が家のモンステラがしなしな~になっていました。

開業準備に遁走しすぎて、また大事なものを忘れてしまっていた。

開業する前、した後、たくさんの方にものすごくお世話になっています。

「私がしたことってなんだっけ?」というくらいに、

周りの方のご厚意に支えられてきました。

その方たちに何かあった時に、

その方たちの周りの方に何かあった時に、

全力を尽くせる自分でいたい。

受けた御恩は(本人じゃなかったとしても)どこかに必ず返したい。

そのことを忘れずに、

身近な人を大切にするため。

余裕を持った心身じゃないと、患者さんを癒せないと思うから。

「心に余裕」

と言い聞かせて、今日も行くのです。

グリーンは

「スペース」の色。「余裕」の色。

 
 
 

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