ドキュメント~鍼灸院ができるまで(物件編)
開業をするに当たり、
いろいろなことがネックになりますが、
私が実は一番苦労したのがここ、
「物件探し」です。
鍼灸院を開設するためには
・3.3㎡以上の待合室
・6.6㎡以上の治療室
・治療室の窓は、床面積1/7以上(もしくは強制排気のシステム)
・消毒設備
が必要なのですが、このほかにもう一つ、
自宅で開業するには、
「治療室に自宅とは別に玄関がある。
もしくは治療室までの動線が、居住空間を通らないこと。」
が挙げられます。
(これは自治体によって違うようで、
ほかの都市で開業している友達によると、
全然違う回答が返ってきたりします。
なのでお住まいの保健所に問い合わせるのが一番!)
そしてこれがきつかった…。
鍼灸院の場合は居間を通れないので、
玄関を入ってすぐ横に寝室(を治療室に)みたいな間取りの物件じゃないと、
OKが出ないのです。
が、そんな物件なかなかない。涙(あっても高い)
しかも賃貸物件で商売をするとなると、大家さんのOKもなかなか出ずらい…。
(とある大手住宅会社の物件は、間取り的にはOKなのに、
管理会社的に、テナント利用絶対NGとのことで何度も涙をのみました。)
初回は50件ぐらい候補を出して、可能な間取りは10件以下。
その中からテナントNGの物件を省いて(半数以上!)、
築年数、家賃などを考慮し、実際に内見に行ったのは3件。
その後も、候補を出して、審査し、内見し…
を繰り返し、
その中、契約まで行ったのにいきなり契約不可になったり(なぜだ!?)
そんな紆余曲折あり、
今の物件に無事に引っ越しが済んだのは、
物件探しを始めて、2か月以上たってからでした。
これから開業しようと思っている方は、
テナントを借りるか、
マンションの一室を鍼灸院として借りるか、
自宅(持家)で始めるか、
私のように、自宅兼鍼灸院を賃貸で契約するか、
によって、物件探しの流れは全然違ってくるのです!
殺伐とした話だったので...
我が家のマスコット植物、
フォレストちゃん(byM先生)で
お楽しみください~